11月1日に終了した第15回公募展。来場者のみなさまの一票で決まる西会津国際芸術村賞が決定いたしました!
西会津国際芸術村公募展2020
西会津国際芸術村賞 「木もれ日」二階堂茂子さん
選考の理由(来場者アンケートより一部抜粋)
・木漏れ日が優しく降り注ぐ様子がとてもよかった。かつて山歩きをした際にこんな道を歩いたような郷愁を感じた
・色づかいがとてもきれいです。全体的に絵の上に書いてある点が遠くから見るとわからないのに、とても立体的に見えるのが不思議できれいだと思いました
・光がふりそそいでいるように見える
・私が見る初めての手法の絵でした。受取方によってはいろんな季節案が感じられると思います。
・木漏れ日と聞くと、明るい白などのイメージがありましたが、青と緑の寒色の色合いのなかでも、日の光が伝わってきて、すごく綺麗だなと思いました。技法が初めて見る「ぎっしり点を打っていく」やり方だったので、「こういう方法もあるのか!」と発見することができました。奥行きのある絵って、やっぱり迫力があります。すごくいい!
今年度は約600名のご来場があり、昨年度よりも200名以上も多く、公募展を鑑賞していただきました。
県内のほとんどの展覧会や公募展が自粛・中止となる中、議論を重ねて開催に踏み切った経緯がありました。
出品者の方が「時間を費やして描いた作品なので、せめて誰かに観てもらいたい」とお話しくださったのが印象的でした。
検温・消毒など感染症対策もしっかりしながらの開催は、コロナ禍における文化芸術事業の意義をあらためて考え直す機会となりました。