北方に住む人々には、民族の違いを超えて、何かの共通の精神性があるのではないか?
「精神の〈北〉へ」プロジェクトは、この探究心を持って、東北を含む世界の北方の人や北を志向する人が、「北方的精神」とは何かを探りながら、喜多方での第1回(2013)開催以降、国内外で継続しているアートの交流活動です。
今回は、プロジェクトの企画者 丸山芳子と第1回にスコットランドから参加したSu Griersonの共同企画による、会津地方とスコットランド北端の島々での連続展です。両国の8名のアーティストは4組のペアを組み、ユーラシア大陸の東と西の端から向き合いました。コロナ禍の困難さが、かえってわかり合うことの本質に迫る真摯な対話を促し、独自の向き合い方や、距離を超えた表現の可能性を生もうとしています。
双方の地方同士をつなげ、オンラインで表現を伝え合い、語り合うとき、居合わせる人々は差異を超え共鳴を見いだすでしょう。私たちは、距離を超えて協働で作り上げるアートの可能性や、世界と繋がりながらコロナ後を生きるすべや、地方らしさを見直すことの展望を切り開こうとしているのです。
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精神の〈北〉へ :ふたつの流れが出会うところで
Spirit of North: Confluence
開催期間: 2021年10月23日(土)~29日(金)
開館時間: 10:00〜17:00
開催場所: 西会津国際芸術村
【イベントスケジュール】
◆シンポジウム
10月24日(日)14:00〜16:00
講演「北と惑星思考」結城正美氏
(青山学院大学 文学部英米文学科教授:環境文学・アメリカ文学)
◆国際交流オンライン・コミュニケーション
10月24日(日) 18:00〜20:00
同時開催している日本とスコットランドの会場同士をつなぐ
【アーティスト】
日 本/丸山 芳子、滝沢 達史、浅井 真理子、丸山 常生
スコットランド/ スー・グリアソン、ジリアン・アデア・マクファーランド、カイラ・クレッグ、インゲ・パニルス(海外作家の来日はありません)
【ご協力】
助成:公益財団法人 花王芸術・科学財団、朝日新聞文化財団
共催:西会津国際芸術村
協力:キタ美実行委員会
【リンク】
精神の〈北〉へ 公式HP
精神の〈北〉へ 2021年のプロジェクトは、以下のスコットランドのプロジェクトと互いに連携しています。