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ある日、あの場所

10年前、原発事故で避難を余儀なくされた12市町村の今を伝える展示会

2021年11月23日(火)〜 2022年1月30日(日)まで

「ある日、あの場所」-10年前、原発事故で避難を余儀なくされた12市町村の今を伝える展示会- 

を聞催します。

ある日、あの場所

2011年のあの日、 福島第一原子力発電所の事故で避難を余儀なくされた

南相馬市、浪江町、双葉町、大熊町、富岡町、楢葉町、

広野町、飯舘村、川俣町、葛尾村、田村市、川内村の 12の市町村.

10年間で様々な課題を抱えながら、

それでも着実に歩みを進めているその12市町村の現状や取り組みを

県内外の方に広く知ってもらうため、展示会を開催します.

2021年は東日本大震災から10年の節目と捉えられることが多いですが、

震災や原子力災害から立ち上がる「まち」や「ひと」にとっては、

これまでも、これからも続いていく時間の一部にすぎません.

地震や津波でも甚大な被害を受けました.

10年間でインフラなどハード面の整備が着実に進んできている地域がある一方、

いまだ帰還困難区域に指定されている地域では、

許可なしには住み慣れたふるさとに立ち入ることもできず、

津波の被害が10年間そのままにされているところもあります.

急速に進んだ過疎や高齢化という点だけに着目すると、

原子力発電所の事故という外的要因によって

強制的に事態が深刻化した現実に対して大なり小なりあるにせよ、

事故がなくてもいずれ直面する未来だったかもしれないし、

もしくは原子力発電所の建設によって先送りにしていた過去の課題と

いま対峙しているのかもしれません.

復興の段階や抱えている課題は12市町村で様々です。

今の状況は、復興した、と言えるでしょうか.

そうでなければどうなったら復興、と言えるでしょうか.

今回の展示だけでは、原発事故により複雑化した特有の困難さや、

それを乗り越えようとする人々の営みのほんの一部しか伝えられないかもしれません.

それでも、誰かにとって、ほんの一部でも知るきっかけ、

考えるきっかけとなることを願っています.

主催 福島大学うつくしまふくしま未来支援センター相双地域支援サテライト

12市町村撮影 双葉郡出身フォトグラファー イガリタカシ

東北大震災から10年、

原発事故で、避難を余儀なくされた十二の市町村の今を伝える展示会です。

双葉郡出身のフォトグラファー、イガリタカシ氏が撮影した写真の展示と

震災から現在に至る復興の変遷をたどるパネルを展示します。

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【ある日、あの場所】

開催期間 2021年11月23日(火)~2022年1月30日(日)

     ※年末年始休館日 2021年12月27日(月)〜2022年1月4日(火)

開館時間: 10:00〜17:00

開催場所: 西会津国際芸術村

主催:福島大学うつくしまふくしま未来支援センター相双地域支援サテライト

12市町村撮影 双葉郡出身フォトグラファー イガリタカシ